Archives for “Diploma design”

ブログ最後のソッセイネタ。 今回は提出・発表までに実際に使用した模型材料andソフト・ツールについて紹介したい。 IllustratorやPhotoshop等の定番ソフトは先生に聞けば膨大な情報が出てくるので今回は省く。


建築学生最後の提出物である卒業制作が終了し、本日をもって一般公開も終了した。 今回はなぜこんな暗すぎる卒業制作になったかを振り返ってみたいと思う。


先日、卒業設計の提出が済んだ。 これで晴れて卒業。 以下、発表資料に書いてある事の要約。 要約といっても長ったらしいのでご注意を。 使用したソフト・材料の詳細はこちら 裏テーマはこちら


卒業制作も残すところあと10日。 模型が昨日95%終わり、残りは写真撮影を行った後完成する。 残り一週間でプレゼンを作成し、提出2日前に出力できれば予定通りである。 結局総延床96000㎡、全高113M30階建ての高層刑務所になった。


前回書いた「東京監獄化計画」。から約2週間が経過。 ある時こんな事が私の頭をよぎる。 「で、それは間に合うの?本当に自分がやりたい事なの?」と。 8月の暮れ、当初私は刑務所建築にトライしたくて仕方が無かった。 下調べをし、現在の問題点を列挙しグループディスカッションで発表するも、 ・「身近(受刑者、刑務所含め)じゃなさすぎて、ピンとこない」 ・「そもそも服役経験も刑務官の経験も無い学生が実態がよく分からない刑務所を計画出来るのだろうか?」 と意見が出て、刑務所から一旦離れて壁を使って何かしようとストーリーを練り直すことになる。 それが冒頭の東京監獄化計画。 それをもう少し話しを進め、町中にある学校施設を円環状の城壁の様に一つにまとめ、「街の中にある学校」ではなく「学校の中にある街」と定義して、あるまとまった敷地内が学校ではなく街全体が教材ですよというネタを作ったが、その円周が3キロ以上ありあまりに規模が大きすぎ、ただでさえ難しい学校の計画をその敷地では8つ分計画する事になり、あまり十分な時間も無いので断念。 それが今週水曜日の出来事。 徐々にプレッシャーになり寝れない日々が続き、今週金曜中にテーマの最終提出が迫っていたので急ピッチで考え直していた。 締め切りに間に合う規模で、自分が本当にやりたい事。 建築学生生活最後の集大成として、愛情をもってそれに取り組めるもの。 そう考えていると、自分がやりたい事はやはり刑務所そのものであり、プロジェクトとして見てみても8月から始めていた事なので膨大な知識・刑務所にまつわる雑学が既に頭に蓄積されており進めやすい。


本日卒業制作の中間発表が行われた。 で、私は諸事情により休んでしまった。 説明すると長くなってしまうので、とりあえず私が通っている学校では中間発表をする意味がイマイチ納得いかないので、さほど気にはしてはいない。 それに併せて作っていたテーマ発表資料第一弾が大体まとまってきたので、evernoteに溜まっていたメモをこちらに少し紹介したい。 仮プロジェクト名は「東京監獄化計画」。 ---------------------------------------------------------------------------------------//ここからスタート Prologue [Sense of stagnation] たとえ周囲にたくさん人がいたとしても、それらは「他人」である 自分を含め、地方から上京した人の多くは閉塞感を隠し持ちながら暮らしている。 時間も空間も拘束されている訳では無いのに、どこか囚われの身の様な閉塞感。 懲役刑に課せられた受刑者と、大学に入る以前の私の一日の一般的なタイムラインを比較する。 これを見ると点呼と自由時間に制限がある以外、一般人も囚人もさほど大きな変化が無い事がわかる。 私が感じている閉塞感は、単に都市部の特徴である「住まいが狭い」、「人が多い」とかでは無く、もっと内面に迫る日本人特有の根源的なモノゴトであると確信している。 しかし、閉塞感という極めて抽象的な個人感覚に加え、なるべくそれを感じさせまいと隠しているのだから解明する事はきっと簡単な事ではない。地方出身者である私自身の個人体験から、この閉塞感が生まれる根拠を分析し、解決へと導く事が本計画の目的である。


前回書いたお仕事は無事内定をもらった。 絶体絶命のピンチの時は毎度何かしら誰かに助けてもらってる。 紹介してくれたデザイナーのSさん、Kさん、営業のIさん、本当に感謝してます。 プロジェクト終了時点で契約満期がどうやら撤回できそうで、あとは仕事の出来次第で来年の3月まで生き残れるかといった所。 先々週から今日まで、別の案件をスポットで担当してそれも無事終了。 来週月曜からフルタイムでスタートするので11月の支払いの給与ゲットまで極貧生活もあと少しである。 夜は相変わらず卒業制作のシナリオ作りに取り組み中。 先にまず行程予定表を作成した。 10,11,12にある中間発表と、1月末の提出期限までに4つのパートに分割し、この予定通りに進めていけばなんと1週間前に完成してしまう。(予定である) 卒業制作は規模が大きい。それに作るものから全部自分で線引きをしていくので、やるやらないで今までの与えられた設計課題とは別次元で差が着いてしまい、毎年プレッシャーからノイローゼ気味になってしまう人が冗談では無く本当にいるようだ。 なのでeverytime前倒し男でいよう。 私の卒業制作にお手伝いしてくれる人が3人ほぼ決まっている。 2人は前の課題で18時間不眠不休で模型を手伝ってくれた2学年下の後輩。 提出前あたりがちょうどテスト期間中らしく、その辺の兼ね合いを早く決めておきたい所。 もう1人はドイツのSkype仲間のフリーランスCGデザイナーの人。 17歳の現役高校生ながら兄貴と兄弟二人で企業相手にプロダクトCGや建築パースを受注してるエキスパートな少年である。 高校を卒業後は日本で建築を学びに留学したいと現在JLPTを受験中で、彼はとってもスマートなのできっと上手くいくことだろう。 今週の頭に初めてグループディスカッション行われて、4時間近く質問しあった。 以前では刑務所に決定とあったが、テーマにしたい事とのマッチングについて別の用途の方が建築的な表現がしやすいのではと複数のメンバーから指摘され、刑務所で無ければならない理由をしっかりと説明出来なかったのでどうしようといった所。 やはり誰にも話さず一人だけで突き進むと盲点が出来てしまうものだ。 その経緯を自分用のメモとして次回書いてみる。


今月15日のテーマ発表に向けて、コツコツ進めている今期最後の砦:卒業制作。 今日は刑務所から離れ、自宅にある東工大の卒業設計集や、レモン画翠主催の学生設計優秀作品展に目を通す。 卒業制作の参考資料という点では、細かい部分では建築家の作品よりもこちらの方が参考になる場合が多い。 なぜかというと、実作の場合、話がリアルすぎる(素材や構法等)事と、やはり仕事としてやっている事なのでアイデアの源泉は施主の要望であり、ある程度の抽象性と思い切りっぷりが魅力の1つである学生の作品の方が説明が解りやすかったりするのだ。 というわけで今回も発表に向け、まずはNARUTOのリー的戦術でスケジュールを組む。 現在別件でドタバタしだしたのでそれが収まり次第また勝手にここに書き込もう。 今日は市ヶ谷のカフェでコーヒーを一杯だけ注文して白い紙に今まで集めたネタを思いつく限り書き出し、卒業設計としてどういう流れにもってくかのストーリーのベース作り。所謂嫌な客。 前日の夜にRem Koolhaasの映像作品?の「A Kind of Architect」の冒頭、「Berliner Mauer」を何度も見ていたのでどうも現代社会批評チックなコンセプトになりつつある。 旧監獄法と受刑者、現行法と一般人、どちらも囚われの身に変わりは無いっていう事で、法治国家によって出来た盲点を洗い出して、なんだか建築よりも政策を考えているような状態になっていた最中、院合格の件でメールした大学の先輩から返事がくる。 彼は私の身近な建築人の中で最も「デキル人」で、入学前から一級建築士取得者で現場監督経験もPMも経験して構法やディティールにも精通し、そして夜は大学生で意匠を学んでいるという中々出会う事がないであろう稀有なオールラウンダーだ。 卒業制作は刑務所をベースとしてアレやコレやをやりたいと私が送った返答で、 ・刑務所は毎年誰かがやろうとして結局やらない場合が多いコンテンツ(前提として必要な機能を満足させる事が難しい) ・刑務所は世界的な名建築が生まれる事が多いので歴史的背景を知る事が必須 ・最も難しいところは、建築をやるはずが気がつけば政治家になってしまう事 と助言をもらった。 特に3番目。計画以前の段階で既にそうなりつつあった時にリアルタイムでそれはダメヨというメールが来たので思わずニヤつく。 名建築として評される刑務所は、既にCastel Sant'Angelo、Mont Saint-Michel、Tower of London、そして我らが日本が生んだ監獄建築のスター:山下啓次郎設計の奈良少年刑務所、旧鹿児島刑務所、旧長崎刑務所、旧千葉刑務所などがある。これらはただ情報として認識していただけなので、監獄の歴史と監獄建築の変遷も知識に変換して取り込んでいこう。 次回から卒業制作のテーマに生まれ変わりそうな頭にひっかかったものを書く予定。


来月の上旬からはじまる卒業制作。 今月中旬からこつこつと手を動かし始め、大体テーマは固まりつつある。 建築用途は結局刑務所にほぼ決定。 (上の画像は世界一贅沢なオーストリアの刑務所「justizzentrum leoben」) 敷地にしろ施設の社会的存在意義にしろ、建築によって出来る事はかなりたくさんあるだろうし、長期的に取組む学生最後の設計課題の題材としてふさわしいと思った。 今練っているコンセプトのまま進めば、それに小学校を併設させたものになる予定だ。 なぜ小学校と融合させるかは、現状ではPTAや親御さんが怒るような理由しか用意できてないので、刑務所+小学校が都心部に必要だと感じた直観を頼りにこれから徐々に体系的にストーリーの組み立てを行いたい。 第一回はこれまでチェックしてきたものの一部をここに紹介。 尚、刑務所とは直接関係ないものも含まれているのでご注意。