— Surely You're Joking, tt1w!

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ご存知DTP作業の定番中の定番。Adobe系ソフトです。
Illustratorはベクトルデータを取り扱うので、どれだけサイズをでかくしても出力に劣化が無い事が特徴です。
Photoshopは、ピクセルでデータを扱っていくので、下手に書き出さずにpsdかepsでこまめに保存することをおすすめします。
Acrobatは、PDFデータを作る事ができます。
(といってもフリーソフトで編集機能を持っているソフトもあります。)

何か作品を作る学生であれば、もう既に殆どの方が利用していると思うので、私なりのAdobe系+他のソフトを使っての制作フローをご紹介したいと思います。※PC以外の作業は省いています。

例:「Parallel house

1.データ収集 使用ツール:Google Alerts、検索エンジン(Google,テクノラティ)、その他建築情報系サイト

2.集めたデータを整理して、ダイアグラムを練り、基本テーマ決定

3.Google Sketchupでボリュームチェック、Google Earthで敷地にアップロードし確認

4.引き続きSketchupで、面積計算、大まかなプランを作成し、2次元状態でベクトルデータを書き出し

5.JWCADで読み込み、モデリング用の平面図を作成、途中自由曲線部分はIllustratorで寸法を合わせたベジェ曲線を引いてどちらもdxfで書き出し

6.Sketchupで読み込んでモデリング。途中家具メーカーHPや3D warehouse(Sketchup内3Dデータダウンロード)からコンポーネントを入れて再度確認。

7.壁や、階段など躯体がほぼ出来上がったら各方向から断面スライスをして、平面図・立面図・断面図用に書き出す。その後パースに関係の無い家具や壁を全て削除し、Kerkeytheaにエクスポート。

8.図面用のdxfを読み込んで、JWCADで詳細図面を作成。Kerkeytheaで、外観・内観をレンダリング。

9.出来上がった図面をIllustratorで読み込んで着色。レンダリングが終わったパースイメージをビットマップで書き出し。

10.パースの画像をPhotoshopで加工。最初作成したダイアグラムをIllustratorでグラフや図にする。

11.最後はIllustratorで規定のサイズA1版上に作成したオブジェクトを配置し、レイアウト

といった流れです。実際は素人なので4~6を何度もループします。
ですが最後の正念場の模型制作を除けば、これらを休日中に用意できるので、社会人学生にとっては大変ありがたいソフト達です。

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Bluewindは、今となっては必需品になっている、痒い所に手が届くコマンドラインランチャです。
まず、コマンドラインランチャを使用した事が無い人に、ランチャーの使用をおすすめします。
学校のレポート課題、図面データ、趣味で集めたファイル、そしてショートカットと、デスクトップがアイコンだらけでミスクリックをしてしまったり、探すのに時間がかかったりしませんか?
Bluewindなら起動コマンドを設定し(私の場合winを押しながらスペースキーで起動)、あらかじめ登録したコマンド名を入力するだけでショートカットよりも高速に目的のソフトを起動することができます。

それだけでしたら愛用までには至りませんが、コマンドの登録にソフトをドラッグするだけで登録できたり、サイトのURLを入れれば標準で使っているインターネットブラウザからそのサイトを表示してくれたり、さらには大量にあるファイルのあるフォルダをBluewind上で開けば、方向キーだけで目的のファイルまでダイレクトにアクセスできます。

私はデスクトップにはその日にダウンロードしたものしか置かず、シャットダウン前に全て削除しています。
Bluewindはある種のGoogle Desktopのようなものなので、小さいコマンド入力窓のみで、目的のファイルまでマウスを使わずに高速にアクセスができるのです。

さらにBluewindは拡張ツールも追加でき、キーボードでShutdownやRebootと入力すれば、PCの電源のオフ、再起動ができたりとCADやグラフィック作成以外殆どマウスを動かさなくて済みます。
この便利さは一度使えばすぐにお解かりになると思うで、一度試してみはいかがでしょうか。

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Google Docs & Spreadsheetsは、Gooleが提供するフリーの文書作成、表計算、プレゼンテーションツールです。私はテキスト系は全てこれで作成・編集をしています。
レポートの作成や、共同作業で進めていく案件がある場合、MicrosoftOfficeには出来ない機能が威力を発揮します。

特徴は、ワードやエクセルなどのファイルをインポートしてネット上で編集することができ、ネット上に保存しているので自宅・大学・職場・その他どこでもインターネットさえできる場所があればどこでも使えるところです。もう煩わしいUSBメモリなどのメディアを持ち歩く必要が無くなるわけです。
仮に4人で共通の話題でプロジェクトを進めていくとすると、今までだと同じファイルを各PCに保存してあり、誰かが修正したらそれを更新させなければいけませんでしたが、Google Docsであればリアルタイムで更新・共有できますし、いつ・だれが修正したのかのかも分かるため作業に集中出来ます。

自分自身のみ利用の場合も仲間内で複数人での作業も、設定すれば切り替えられますし、ブログを持っている場合ならその記事をそのまま投稿してくれたりもします。

Google Docs独自の機能説明についてはこちらをご覧ください。→http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0611/30/news085.html
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Sketchupは、今年最も私がお世話になって、そして最も驚いたフリーソフトです。
元は違うソフト会社から有料で販売していたものですが、米Google社が買収しフリーソフトとなって誰にでも利用できるようになりました。
Sketchupは二部学生にとって、とっても強力な支援をしてくれます。
私の場合、日曜日しか大学と仕事以外の事をする時間が取れないので、必然的に合理的に処理しなければなりません。(コンピュータに詳しい方であればもっと良い方法があるかと思いますが)
例えば課題でスタディ模型を作る際、そのスタディの目的が天井高の調整であったり、遠くから見えたイメージを確認するためのものだった場合、そのためのスタディ模型を制作する時間は中々取れません。
だからといって3DCADだと、機械的な入力作業で立体物を作っていくので、ちょっとした疑問に対してすぐに答えてくれるようなソフトが、まさにSketchupです。

直観でクロッキー帳にメモ代わりに描いたスケッチをSketchupに読み込んで、パスを追っかけてPullツールで引っ張ればもう3次元物体の完成です。
コンピュータ上で一から何かを作っていくのと、実際に手を動かして作っていくのとでは当然ながら違うものが出来上がってしまいます。
その差を限りなく埋めてくれて、作っている人のイメージをすぐにディスプレイに表現してくれるSketchupは、今までの常識化していた課題を作るプロセスを大きく変える可能性を秘めた、とても優秀なフリーウェアです。

※有償版も販売されています。Sketchup Proであれば3次元ベクトルデータの出力や、EPSフォーマットで出力してイラストレータで加工できたりします。

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OpenOfficeは、私がオープンソースのフリーウェアに興味を持つ、大きなきっかけとなったソフトです。GNU LGPLに従っているので、誰でも使う事ができます。
OpenOfficeは明らかに、Microsoft Officeを意識して開発されています。
統合オフィスソフトですが、これを手に入れると何ができるかというと、MicrosoftOfficeと同等のオフィス系ソフトウェアが利用できます。
おまけに各プラットフォームに対応しているので、WindowsやMac、Linuxでも動作します。
世界各国の言語もサポートしているので、我々でいうとアルファベット以外の記述が難しい言語も入力する事ができるわけです。

以下がOpenOfficeの中から私が使わせてもらっているソフトです。

Writer – ワープロ機能
Wordにあたる無料とはとでも考えられない高性能な文書作成ソフトです。

Impress – プレゼンテーション作成
Powerpointと同じ機能で、これに限ってはMicrosoft社製よりも細かい指示を与える事ができ、大変重宝しています。

Calc – 表計算ソフト
Excelにあたる、表計算ソフトです。関数もほぼ同じですし、Excelよりも素早く動作するので助かります。

他にも数式エディタや、データーベース作成、図形描画などなど、それらは全て無料で手に入れる事ができます。PDFにも出せますし、Microsoft社製のデータを読み込んで編集して書き出す事もできます。(一部内容が変換される場合があります)

これとGoogle Docsを組み合わせれば、作業がかなり便利になりますので、毎度毎度デスクトップに保存してUSBにコピーして持ち歩いている人は是非。

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IrfanViewは、Irfan Skiljanさんというオーストリア人の方が作られた非常にすぐれた画像ビューワソフトです。WindowsOS標準のビューワには出来ない便利な機能がたくさん組み込まれています。
建築学科生としては、敷地の写真を大量にとってきたが良いけど、画像が重すぎて処理が大変というとき、バッチ変換を使えば全てのサイズや解像度を変えてくれたり、ボタン一つで開いた画像と同じディレクトリにあるファイルをサムネイル表示してくれたりと、痒いところに手が届く素晴らしいフリーウェアです。

開けるフォーマットは、AIF, ANI, AU, SND, AVI, WMV, B3D, BMP, DIB, CAM, CLP, CPT, CRW, CR2, CUR, DCM, ACR, IMA, DCX, DDS, DJVU, IW44, DXF, DWG, HPGL, ECW, EMF, EPS, FLI, FLC, FPX, FSH, G3, GIF, ICL, EXE, DLL, ICO, IFF, LBM, IMG, JP2, JPC, J2K, JPG, JPEG, JPM, KDC, LDF, LWF, Mac PICT, QTIF, MED, MID, RMI, MNG, JNG, MOV, MP3, MPG, MPEG, MrSID, SID, NEF, MRW, ORF, RAF, DCR, SRF, PEF, X3F, NLM/NOL/NGG/OTB/GSM, OGG, PBM, PCX, PCD, PGM, PNG, PPM, PSD, PSP, RAS, SUN, RA, RAW, RLE, SFF, SFW, SGI, RGB, RGBA, SWF, TGA, TIF, TIFF, TTF, TXT, WAD, WAV, WMA, WBMP, WMF, XBM, XPMと、もうなんでも開いてしまいそうですね。太字のものはプレゼン制作に関わってくるフォーマットなので、いちいちCADやフォトショップを開いて中身を確認するより、一度これでババババっと開いた方が効率的ですよね。
公式サイトへ行けば、言語ファイル、ツールバーのスキン、GIFアニメ再生用プラグインなど、自分の好みに合わせて拡張出来るので色々と試してみてはいかがでしょうか。

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今回は3Dレンダリングソフト「Kerkythea」です。 公式サイトによるとIoannis Pantazopoulos氏が2004年9月に作成したフリーソフトとの事です。
私がはじめて出会ったのは今から1ヶ月半くらい前で、ちょうど設計課題の延長線上で3DCGを少しやってみようと思って試していたら、その解りやすいインターフェイスと、フリーとは思えない高性能ぶりに驚き、結局本当の提出物の一つにしてしまいました。


私の課題はSketchupで最初モデリングをしていくので、このKerkytheaであれば太陽光の設定やマテリアル、照明器具類がそのまま反映されるので特にこだわらなければあっという間に作れてしまうスグレモノです。
本番用のCGはもちろん、途中スタディ模型では難しいマテリアルの表現や、採光などはこちらで作った方が捗るかと思います。

インストール方法と、一通りの使用方法は、GSU★PARAさんのページに詳細が載っているので参考にしてみてください。 日本語版は出ていません。 マテリアル編集画面には物理用語がたくさん出てくるので解りにくいかもしれません。

只今公式マニュアルを翻訳中なので、その出来栄えはお見せできる内容でしたら私のブログにもKerkythea特集を書いてみたいと思います。

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JW-CADは、2次元汎用図面作成ソフトウェアです。フリーウェアなので無料でダウンロードできます。
作図に利用できる線は 9種類あり、画面に点線で表示されるのみで実際に印刷されない補助線も利用可能ですし、線種の色や線の幅などを自由にカスタマイズ可能なので製図作業にはこれで十分でしょう。

またこのソフトは、殆どの操作をマウスから行います。
インターネット上でも jw cad(JW CAD)のダウンロード方法、jwcad 使い方、jwcad マニュアル(PDF)、jw cad 図形データ、pdf 変換、などなど、さまざまな情報が公開されています。

建築学科生にとって、CADを正当(?)に手に入れるとなると、2年間ライセンスを買って出力時に「アカデミックライセンスですよ」という文字が出てしまったり、一般用を購入となると60万近くかかり、とても非現実的なソフトでした。
しかし、この無料のCADが登場したことにより、中小企業の殆どは設備投資を節約するためにJW-CADを使用してますし、またフリーウェアの強みを生かして商用版では追いつかないスピードで開発が進んでいます。
私としては、一番フリーソフトとして出る事は無いだろうという分野に登場したので、感謝の一言に尽きます。

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スティーブ・ジョブズ
マッキントッシュユーザーならこの男を知らないはずは無いだろう。
現アップルコンピューターCEO、ピクサーCEOであり、iPod産みの親でもある
コンピューター、音楽、映画の3つの業界で成功し、世界で最も有名な経営者の一人である。

スティーブ・ジョブズ-偶像復活」と「スティーブ・ジョブズ神の交渉術―独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強CEOになれたのか」を読んだ。
幾つか内容が重複していたが、私が思う事を書こうと思う。
先に言っておくが、マッキントッシュはジョブズが開発していたものではない。原形はパートナーであったウォズが設計したものであるし、映画「トイストーリー」もジョン・ラセターが本当の産みの親である。

彼の事を現実歪曲空間と呼ばれているが、他人のものを自分が作ったかのように相手に信じ込ませる能力に長けており、マッキントッシュもiMacもiTMSもピクサー映画も、革新的なモノをまるで自分が作り出したかの様に振るまっている。

まだパーソナルコンピューターという概念自体が生まれていない時期に、「完成品のサイズが電話帳以上になることは許されない」だとか「開発期間は2ヶ月」と無謀な事を言い、優秀な技術者のモチベーションを維持させる事に貢献していた。

特にマックの発売に関してジョブズは
マックは自分の為に作った。すごいかどうかは自分が判断する。市場調査するつもりなんかなかった。グラハムベルが電話を発明したとき、市場調査をしたと思うかい?するわけないじゃないか」と言っている。

この発言から読み取れる事は、彼はビジネスマンでは無い事だ。普通なら何か新製品を作る時は、市場のニーズをくまなく調べて皆が欲しがる「ちょっといいもの」を作ろうとする。

だが、他人に耳を貸さないジョブズは「どこにもないもの」「すごくいいもの」は必ず売れる。自分を信じる事が重要だと言っている。
すごく単純かつシンプルすぎる話であるが、かの有名な本田宗一郎も「独創的な新製品を作るヒントを得ようとしたら、市場調査の効力はゼロとなる。大衆の知恵は決して創意など持っていないのである。大衆は作家ではなく批評家なのである。作家である企業が、自分でアイデアを考えずに、大衆にそれを求めたら、もう作家ではなくなるのである。大衆がもろ手をあえて絶賛する商品は、大衆のまったく気のつかなかった楽しみを提供する、新しい内容のものでなければならない」と言っており、「需要は自分が作り出す」という点で似ているものがあると、本に書かれている。

さらに興味深いのは。彼は大学中退者で、専門的な学術機関で科学を学んでいないにも関わらず、エレクトロニクス業界のトップに君臨している点である。
彼の大嫌いなマイクロソフトのビルゲイツは中退したものの(のちに名誉博士を送られている)ハーバード大学でコンピューターサイエンスを学んでいた。

今やネットで世界一有名なグーグルの創業者2人もスタンフォード大学出身者で、ITのベンチャー企業を起こすには物理・数学から始まる高度な専門知識が必要不可欠(アメリカでは特に)であるが、人を巻き込む情熱と圧倒的で魅力的なプレゼンテーション(youtubeで見れるので参考に)で、技術屋をある意味マインドコントロールして頂点に立っている。

1度ジョブズが誘ったペプシコーラでマーケティング部門を担当していたジョン・スカリーにアップルを追放されるが、その後自費でNeXTとピクサーを設立して、最終的にNeXTをアップルに買収させてCEOに返り咲いたりと、まさに「こいつぁ参った!」だらけの偉人である。

グーグルのサクセスストーリー本「Google誕生 —ガレージで生まれたサーチ・モンスター」も充分おもしろいが、失敗のデカさがジョブズの方が圧倒的に大きい。

そんなスティーブジョブズから何を学ぶか、それはエレベーターで乗ってから降りる間に社員をクビにしたり、アップル前社長ギル・アメリオ(アップル薄氷の500日に詳しい)の努力で黒字経営に戻した事を自分の功績として横取りする事でもない。

単純だが、「やりたい事を早く見つけて絶対にあきらめるな」という事である。
自分に足りない部分は情熱で人が動いて助けてくれるかもしれない、何度も何度も熱意を伝えればいつかは伝わるかもしれない、年を取るにつれ自分に出来る事を予め予測して計画しがちな私に、60歳を過ぎても「がむしゃら」が衰えない(むしろ加速している)スティーブ・ジョブズから大きな刺激を受けた。

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私は故岡本太郎が好きだ。
といっても、彼の作品についてはあまり詳しくないので絵や彫刻のここが良いという話では無く、彼の生き方や繰り返す主張していたメッセージが私がモヤモヤして自信を持てずにいたことをはっきりと解決してくれるからだ。
この本は著者が亡くなる3年前に書き残した文庫本であるが、参考になった部分を私の解釈で一部紹介させて頂く。

まずは幸福の意味について
-僕は”幸福反対論者”だ。幸福というのは、自分につらいことや心配なことが何もなくて、ぬくぬくと、安全な状態をいうんだ。
~中略~
ニブイ人間だけが「しあわせ」なんだ。ぼくは幸福という言葉は嫌いだ。
ぼくはその代わりに”歓喜”という言葉を使う。
危険なこと、辛いこと、つまり死と対面し対決するとき、人間は燃え上がる。それは生きがいであり、そのときわきおこるのがしあわせでなくて、”歓喜”なんだ。

これは大学で経済学の講義を初めて受けた時、講師が「経済学という学問の目的は”生活の豊かさ”が根本的にある」と言っていた事を思い出した。
ありとあらゆる対象をサンプリングしてデータにし、統計的推測を用いて現在・未来の状態を考察して、「よりよい生活を」と言いたいのだろうが、私は違うと思った。
なぜ幸せの追求である経済が発展している先進国が電車で暗い顔していたり、心ない残虐な事件を起こすのか、どうもこの発言には矛盾を感じていて、豊かさの追求の中に心の豊かさは含まれていないのではと思っていた。
岡本太郎は「芸術は呪術だ」というし、「生きるという営みは本来、無条件で無目的である」とも言う。
「しあわせ」という状態に、必ず絡んでくる「生活レベル」。(口では言わないが、殆どの人は結局のところ生活の裕福度=幸せレベルで計っているだろう)
今の受験戦争、格差社会、アウトソーシング どれもこれもカネに纏わる話だ。
受験戦争がカネと関係無いと思う人もいるかもしれないが、彼らは特に学びたい学問があるのではなく、それよりも自分にハクを付けたいという動機が圧倒的だ。

岡本太郎は「生身で運命と対決して歓喜するのが本当の生命感。合理に非合理をつきつけ、目的的思考のなかに無償を爆発させる。あいまいに、ミックスさせることではない。猛烈に対立し、きしみあい、火花を散らす。それによって人間は、”生きる”手ごたえを再びつかみとることが出来るだろう。」という。
合理的に処理しようと発展した結果、人間が考える事をやめてしまったのだ。
年老いたお偉い教授も、我々若者に対しネットがあるから自分で調べる事をしないような言い方をする。そういった傾向が見られる人に言うのは自由だが、まだ何も話していない初めて会った人に失礼だろう。
そういった先入観でものを言う人は置いておいて、合理的に事を進めるよりも情熱的に物事と”対決”したほうが、不合理でカネにならないかもしれないが、生きる意味を考えると決して無駄なことではないように思う。

続いて男女関係について
-恋愛と結婚とは全く別の事だと思う。
むしろ、”結婚は恋愛の墓場”というのは当たっている。結婚すると緊張もなくなり、双方安心してしまうので、もはや燃えるものはない。
~中略~
とかく妻子があると、社会的なすべてのシステムに順応してしまう。たった一人ならうまくいこうがいくまいが、どこで死のうが知ったことではない。思いのままの行動がとれる。
家族というシステムによって、何の保障もされていないことが、真の生きがいであると思う。
だからぼくは独身を通してきたのだ。
これを女性の側に立って言えば、”本当はこっちの人が好きなんだけど、社会的に偉くなりそうもないし、あの人と結婚すれば、将来の生活が安心だから・・・”などという結婚は、極端にいうと一種の売春行為である。

よくぞ言ってくれたと言えばいいだろうか。男と女の話は今も昔も似ていて進歩していないのが興味深いが、とある哲学者は「結婚は世界史に残る女性の革命的な勝利だ」と言っていた。
岡本太郎の純粋っぽさというか、あの独特のキャラクターは、彼の恋愛感を見ても伝わってくる。
彼は世界中の女性と同棲しているが、生涯独身である。この上記の発言は、岡本太郎だからこそ言える言葉かもしれない。私がこんな事を主張して、女性にソッポを向かれても、それを貫けるかどうかは別問題だ。

だが、後半部分の「一種の売春行為」という表現は素晴らしい。
最近はセレブという言葉がテレビでも周りでも流行しているが、タレントのセレブ婚に、「勝ち組」やら「負け犬」という分類の仕方、さらには昨日友人が言っていた「セレブコンパ」の存在を聞いていて、なんでもっと大切なモノが分からないかと思っていた。
生活が安心だからとかで相手を選ぶのは、相手を愛していない証拠である。

ほかにも、作品展で見に来た人が見てすぐ「あら、いいわね」というのは「どうでもいいわね」と同じ事だと言って見せたり、岡本太郎で無ければ叩かれかねない刺激的な言葉が並んでいるこの本は、疲れている人が読めば栄養剤よりも心の奥で何か晴れると思う。

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先日、近所の書店である新書に目が入った。

その名も「裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書 な 3-1)」。
元々裁判官というなぞの多い人達のプライベートに興味があり、更に人生の半分は笑いに価値を置いている私にとっては非常に気になる本。
率直な感想としては、本当に笑える発言は3,4つしかなく、殆どは殺人事件での異例発言が占めている。
その笑える発言と、思わず目頭が熱くなった発言を幾つか紹介する。

「犬のうんこですら肥料になるのに、君たちは何の役にも立たない産業廃棄物以下じゃないか。」

思わずニヤついた。
これは2003年の夏に起きた暴走族の少年らによる集団リンチ殺人事件の少年審判での発言。
当時かなりのニュースになったので知っている人もいるだろう。
少年審判ということもあり、この発言は批判も集中した。
個人的に言えば、この発言は充分な妥当性があるがやはり立場上まずいのだろう。

「言葉は悪いが、単なるロリコン、単なるスケベおやじだったのではないか。日本の司法の歴史の中で、とんでもないことをしたというのは分かってますな。」

これはズルい。
裁判官が真顔でロリコンと言えば面白いに決まっている。
これは現役の裁判官が児童売春・児童ポルノ処罰法違反の罪に問われた被告人質問にて。

「電車の中では、女性と離れて立つのがマナーです。」

これはとある会社員男性が、中央線で痴漢をしたと逮捕され、長い審議の末無罪になった事件で、判決を言い渡した後の発言。
映画「それでもボクはやってない」のモデルになった事件なので、全国的に有名だろう。
確かに離れて立つのがマナーかもしれない、疑われたら男性が弱い立場にまわるのが世の常なので、私の場合は必ず片手に鞄、片手につり革で身の潔白ぶりをアピールしている。
身近な話題なだけに、我々男性陣も嫌でも関心を持たずには入られない。

先の「それでもボクはやってない」だが、本当に痴漢したかどうかは、映画は検証材料ではなくあくまで興行の産物だから、ストーリーは容疑者が被害者になったという結果から構成されているし、それに沿った印象操作をしているので、見入ってしまうと推定無罪の原則が守られてないようにどうしても見えてしまう。
だが、真相は結局当事者にしか解らない。
日本は検察に訴えられたら1000回に1度くらいしか無罪にならないので、この事を検察官が優秀だからなのか、裁判所が検察を信用しきっているからなのか人によって意見は別れる。
私は有罪確定率99.9%という数字は、通常イコール100%として考えられるものなので後者ではないかと思ってしまう。

ここまでがちょっとウケた発言。
最後に心温まるものを。

「二人してどこを探しても見つからなかった青い鳥を身近に探すべく、じっくり腰をすえて真剣に気長に話し合うよう、離婚の請求を棄却する次第である。」

ドキっとしてキュンときた。
これは結婚生活30年の熟年夫婦が対立した離婚裁判で、離婚請求を棄却した理由での発言。

裁判官はその特殊な立場で得た経験からか、こんなファンタジーな発言も法廷でするのである。
青い鳥とは、主人公チルチル・ミチルが幸せの青い鳥を探しに行くが見つからず、結局はチルチルとミチルの最も身近なところにありましたというお話。
私の青い鳥も身近にいたらいいのに。

裁判官というと、個人的な意見は通常言わないものである。
傍聴文を読んでみても、「裁判所としては、~」と主語を私ではなく、代名詞を用いて独特の言い回しにしている様に、個人の見解ではなく「司法が君ではなく君が犯した罪を裁いてますよ」という意識を持たせている。
だが、裁判官もやはり人間なので、「うんこ以下」や「ロリコン」もついつい出てしまうようだ。

他にもタクシー運転手を差別した問題発言や、介護疲れで母親を殺害した事件の裁判に言い放った、思わず同情してしまい悲しくて目頭が熱くなる発言もあるので、興味がある人は是非一読をお勧めする。

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私には絶対的に守らなければならないこだわりがある。

それは、課題の締め切りを間に合わせる事だ。
しっかり課題をこなしている人にとっては、あまりに自明な事であって、わざわざこうやって話題に持ち上げる事でも無いと思うに違いない。
だが、与えられた期日に間に合わないという事がどれだけ重い事かについて、今一度考えるべきだと思い、私なりの期日への考えを書くことにする。

まずは、期日とは何を意味するかについてだ。
建築学科生は、その対象があまりにも大きいため、プロダクトデザイン学科の様に、リアルな実物大のモックアップを作成し、現実的な検証をすることは難しい。
学生一人一人が実際に建築物を作るという事はまず無いといっていい。
なので我々は模型を作り、図面を書き、伝達手段としてイメージ画像やCG等を用いて第三者に作品の意図を伝える。
全てシミュレーションが前提の作業である。

制限ある敷地に、設定されたクライアント像、実際に建つかどうかはそこまで重視されない為、与えられた命題にどう答えるかが設計課題の主たる評価対象である。

私の学部は夜間部なので、既に設計実務をしている方もいれば、高校を卒業後現役で入学してきた全くの未経験者もいる。当然実務経験者の図面や模型は正しく美しいが、やはりアイデアが肝心であり、必ずしも経験者が有利とは限らない所が、この設計製図の面白い所でもある。

さて、期日とは、この場合でいうと何を意味するのか。

仕事でいえば期限は絶対を意味し、私の仕事の場合でいっても希望している期日に間に合わないと判断すれば、即座に断らなければならない。
誰もがスティーブジョブズの様であってはならないのである。

学生課題となると、間に合わないからといって、社会的信用をそれほど失う訳では無く、せいぜい講師から期待されなくなるくらいで済み、さほど罪深い行為では無い様に思える。

期日に間に合わないという事が、周囲の期待や信頼などの何かの損失につながるという事を言いたいのでは無く、価値観的な論点から期日に間に合う事が如何に重要な意味を持つかについてを書きたい。

作品を完成させるという事は、自分でピリオドを打った事を意味している。
課題内容を発表されたその日から、布団の中、電車内、仕事の休憩中、トイレなど、至る所で構想を練り、自分のパターンが出来上がってきたら、次第に立体へ形を作っていく。
その日の夜、すごく良いと思っていた事が、翌日の朝にはイマイチだと思う事もある。
そうしたモヤモヤした日の中でも、いつかは完成させなければならない。
作品は妥協無しにはありえないと私は思う。

そういった経緯で完成した作品は、自分が終止符を打ったので、作品の「責任」たるものが確立される。
完成させたので、逃げ場はもう無い。
完成させた後に「ここはこうしたかった」というタラレバ的な事を言っていては美しくない。
提出する事によって責任が出来上がるのである。

未完成のままだと、これがどうなるか。
終わりが無いという事は、極端にいえば、形もコンセプトもまだ幾らでも変えられるという事である。

仕事が忙しくて時間が取れなかったのかもしれない。あるいは1ヶ月という短い期間では十分にまとめる余裕が無かったのかもしれない。
いくらでも理由はあるだろうが、私達第三者が見るものは作りかけの作品で、あとは「ここはこうしたかった」と形の無いものへ自らが補足していくしか道は無いのである。

こういった思いもあり、提出期限というのは絶対的に守らなければならない。

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世の中がわかる「○○主義」の基礎知識 (PHP新書 470)」は、世界中を取り巻くナントカ主義について、それぞれがどういう主張をしていて、どういった思想と対立しているかなどを図示して、素人の私にも解りやすく比較させている。
この本の良い点は、吉岡さん当人による偏向な主張が一切無く、どの思想も中立に説明されているので、嫌味が無くさまざまなナントカ主義の相関図を理解できるところにある。

だが、この手の話をすると、「●●主義とかどーでもいい、自分の個性こそ重要だ」と言う人がいる。
しかし「新しさ」を追い求めるそんな人達はロマン主義者とカテゴライズされる。
他には、世の中を否定し、人間の存在を否定し、是か否も存在しないというスタンスの人もいるが、それはそれで虚無主義者とカテゴライズされてしまう。
「どんだけ頑張ってナントカ主義から離れようとしても、その「離れたい」という行為自体が既にその人の思想だから、ナントカ主義から開放される事は無理。
無理だから出来る限り理解して上手に付き合いましょう。」とこの本は言っている様に思う。
思想はまさにその人そのものだと思うので、「自分は一体何者か」を理解する助けになるのではないだろうか。

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