germanIntuos4 Small PTK-440/K0を購入して数日、予想に反してポインティングデバイスとして優秀なのでPC操作自体殆どペンタブレットのみを使用している。友人に教えてもらったペイントツールSAIも基本操作が大体わかり、紙に書いている状態と遜色無く使えるようになってきたので、何かちょっと描いてみよう。

描くからにはデッサンの基礎本とかではなくまずは自分の好きな描き方で描いてみたい。
その描き方とは、下書きを書いて本番用の線を描いて面を塗っていくようないわゆる「アニメ塗り」プロセスではなく、カタマリをぼってりと大まかに描き、そこから影や背景を加えて彫刻的な手順で描いて行く方法。
テーマは何でも良かったのだが、建築物や風景画とかだと普段のスケッチやパースと似ていてアレなので、一番苦手な人間を描いてみる。
男性の上半身裸と私が好きな国ドイツを混ぜたようなものをイメージしてスタート。何故裸かは伏せてほしい。
幾つかの欧米軍人マッチョ画像を参考に下書きし、その上から油絵調の平筆でひたすら塗っていく。

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うーむ。
なんだか迫力が無い。
影が弱いのか、表情がいけないのか、ストーリー性が無いのか、頭で描くイメージとは程遠い。
あと自分で描いておいて何だが、顔を見ていると何かイライラする。
どこかの本に宮崎駿氏は「イメージできない奴は無能」、「そのイメージを表現できない奴はもっと無能」と言っていたとあった。
絵描きを目指している訳でもないのだが、建築学科の人間としてある程度の立体描写力が無いとやはり寂しい。
もっと筆跡が残る様に筆を調整し、露骨に描いてみる。
男が男の裸を真っ暗な部屋で夜な夜な描くこと数十分。
下の画像でとりあえず一旦終了。

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色数を増やしたので最初よりは少しは迫力が出たが、髪の毛や腹筋あたりがどう描けばよいのかイメージできず、「イメージできない奴は無能」であった。そして目が何度描いても微妙なので逃げた。
これでも地元の間では一応「絵がうまいmrkutai」で通っていたのだが、ニコニコ動画の「描いて見た」シリーズ(とくにこれが好き)やdeviantART、そしてpixivなどを眺めていると如何に自分が残念な能力なのかがよくわかる。

しかしこれを鍛えれば建築のCGをイラストチックにしたり出来、機械的なレンダリングには無い「情緒」をパースに盛り込めるだろう。
何はともあれ、このペイントツールSAIは素晴らしすぎる。
ペイント系ソフトといえばCorel社のPainterをイメージしてしまうが、こちらは企業。
体験版を比べてみると、機能数ではPainterが充実しているものの、レスポンススピードや筆圧の再現力はSAIの方が人間の感覚に近いように思える。
調べるとSAIは個人で開発しているようだ。どういう頭をしているんだろうか。
この性能で価格はなんと5,250円。試用が切れても私が相変わらずワクワクしながら描いていたら購入するとしよう。

最後に、冒頭でデッサンの基礎本ではなくと軽視したが、デッサンをせずにいきなりフルカラーで絵を描くと上の画像みたくなってしまうということがよくわかった。フルカラーの三次元の世界を、人間の目で考えながらグレースケールに変換し、二次元上で表現する。
結局どの入門本でも書いているように、表現手法がCGでも油絵でも水彩画でも彫刻でも、まずは見ているモノや想像しているモノを正確に頭の中で分析出来る眼を養う事が肝心である。
先日書いた村上隆氏や、佐藤可士和氏など、ビジネスで成功している人達はそこら辺が抜きん出ているのであろう。

参考リンク
株式会社SYSTEMAX

・ザ・プロフェッショナル 佐藤可士和

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