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2007-12
Sketchupで社寺モデリング
- 2007-12-26 (水)
- フリーウェアのすゝめ
私がもし外国人であれば、Sketchupユーザーであれば間違いなく興味を持たざるを得ないユニークなサイトがあります。
ayihcustさんが作成されている、その名も「Sketchupで社寺モデリング」。
http://www.ath-j.com/~sketchup/
日本の社寺建築をSketchupで作成されている方のサイトで、ここまで細かく作られているのはおそらく世界でここだけかと思います。その美しい完成品はダウンロードコーナーにて.skpファイルのままDLできますし、飛鳥時代を象徴する「卍崩し高欄」などのパーツをコンポートネントに取り入れられるように個別に公開をされているという、ホームページの画像もサイトの内容も非常に豪華なサイトです。

という事で、私もさっそく法隆寺五重塔をDLさせて頂き、Kerkytheaにて夜明けをイメージしてレンダリングをしてみました。(全景だと私のPCスペックでは厳しいので上半分で申し訳ないですが)
建立当時、この塔の固有周期が地震と共鳴しない事を知って建築されたのかは分かりませんが、先人の創意工夫あって今日の超高層建築があると思うと、無機質な高層ビルにも愛着が湧いてしまいそうです。
法隆寺を実際に見に行けば、法律を作ってまで守り抜いてきたその奥深い歴史を窺い知る事はできますが、美しいからといって雲肘木を持ち帰ったら当たり前ですが捕まってしまいます。
そんな時にこそ、社寺パーツコーナーで雲肘木をダウンロードしてSketchupでグリグリしてみては如何でしょうか。
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Flying the bullet, or when did the future begin? - Sanford Kwinter
Flying the bullet, or when did the future begin?
弾丸を放つ事、あるいは未来はいつ始まったのか。
この文は、新書「建築家の講義 レム・コールハース」の最後の章に掲載されている、Sanford Kwinter氏のRem Koolhaas人物評論でのタイトルである。 この本は米国:ライス大学でのRem Koolhaas(画像左)の講義内容をまとめた小さい割に高価な新書であるが、右の紹介本コーナーのコメントにも書いたとおり、Remの講義の後、この「Flying the bullet」でKwinterが論じる、元米軍天才パイロットChuck YeagerとRemを対比させた話がとても興味深いのでここに紹介する。

「楽観主義を危険に変えるということ、そしてその危険に何かを語らせるということ」という知的操作が、彼の建築的なプログラムの核心を貫いているという内容から、本書はスタートする。
Remの作品やプロジェクト、論文は常に良い意味で期待を裏切り、刺激的だ。 彼の著書「錯乱のニューヨーク 」を読んでも分かる通り、Remのデザインコンセプトには、典型的な「良」とされるパターンが見つからない。
資本主義を歓迎した極めて現代的で断定的な建築理論と、圧倒的な情報の処理量から出てくるOMAのプロジェクト案は、Intel社のco-founderであるAndrew Stephen Groveの著書「Only the Paranoid Survive-パラノイア(病的な心配性)だけが生き残る」の建築版であるかのようだ。
・空中戦も建築も4次元
イェーガーの飛行機操縦の格言として「弾丸を放て」という言葉がある。
A点にいる自分とB点にいる敵機は、自機がB点にいくまでの時間がある故、当然ながら敵機はそこにはいない。
つまり空中戦は3次元ではなく、時間の変化を取り込んだ4次元上で行われ、弾丸が命中する時間軸上に敵を誘導させるために自機を自分の身体の延長にすることができなければならないというのだ。
本文を一部引用すると、
飛行機は非常に複雑な金属である。例外的なほど高度に組織され、もちろん生命に満ち溢れている。 十分に熱い、つまり均衡状態から十分離れているが故に、安全領域の境界に近いのであるから、本当はそれ自体の金属的な性質に「語らせる」べきなのである。 中略 そのためには私達はまず飛行機のことを忘れなければならない。あなたの意識の焦点が開くにつれ、飛行機はあなたの中に引き込まれていく。
そして、イェーガーの言葉
-旋回のことすら考えるな。ただ頭か身体を回し、飛行機をついて来させるだけだ。狙いを定めたら、その位置に弾丸を放て。
自分と敵機の間にある自機の「飛行機操縦」というのを忘れて、ただ狙った位置に弾丸を放てば勝利する。そこにはコンピューターの計算は無く、人が時間への連続体から離れ、非線形上で戦っているようだ。
戦闘機パイロットの話であるが、建築家のRemは同じような意味合いで「プランニングを忘れろ」と言う。これらが正しいというKwinter氏はその理由として、「空中戦で成功をおさめるための基本は、科学技術の急激な発達にも関わらず、第一次世界大戦から変わっていないから」と述べている。

・根無し草
Remの講演で、潜在的には可能で、もうすでに実現されている建築の新局面として六つ定義をしている。
1過密
2ヨーロッパという新しい概念
3ビッグネス
4内部と外部の乖離
5情動、或いは何らかの特性を持った純粋なマス
6根無し草
この中でも「根無し草」というものが、私の中で建築に対し一番モヤモヤしている重要な定義そのものなのだ。
本文を要約すると、ゆるやかで奥深い進展(その場所で育んできた歴史や風土)と関係を絶ち、近代後期の資本体系、人口統計、国際化のキーワード「速い・安い・制御不可能」を再領域することだという。この本の最初に「建築家は危険な職業です」と何度も繰り返すRemは、まさに空中戦の中で安全領域のギリギリの中で仕事をする「危険」な人物である。
私は学生であり、建築以外にも同じかそれ以上に興味のある事がたくさんある。
最近ではダニエル・ピンク著の「ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代」に書かれているような、数学からアパレルへ、医学からコンピューター業界へと、異分野の人が創りだす新たなコンセプトが今後の重要なキーワードであることは間違いない。
根無し草でいることは非常に危険であるが、OMAの様な歴史的に定義されてきた建築の基本というものを、全て洗いざらして再定義し、それを過去の歴史に認めさせるという大胆なやり方は、それらはYeagerとRemがいう「決して予測されてはならない」なのだから、私が気づかないうちに生きている間に大きなビッグバンが起こるのかもしれない。
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20. モデリングデータをレンダリング
- 2007-12-23 (日)
- 日本語版マニュアル
Kerkytheaは、デュアルコアプロセッサに対応しています。
もしあなたのPCがデュアルコアなら、”Threads”にメニューが現れるので、レンダリングをしながら状況を確認することができます。

こちらについてはGSU★PARAさんのエントリに詳細が載っているので参考にしてください。

Sketchupのセクションで作っていたMirrorを思い出してください。
どちらに鏡を配置したかSketchupでは解りませんでしたが、、、

こちらが結果です。ちゃんと鏡として認識されカメラから視角に入らないオブジェクトが写りこんでちゃんと表示されていますね。
以上で基本操作方法は終了です。お疲れ様でした。
何か質問があればKerkythea Forumでアカウントを作り、開発チームの方たちに質問してみてください。
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19.カメラの位置設定
- 2007-12-23 (日)
- 日本語版マニュアル
8で設定したカメラポジションをKerkytheaで呼び出します。
Topの左にある、カメラアイコンからはじめてください。
カメラの設定には、以下の各ツールを使用します。
手順
1. レンダリングをしたい場所に切り替えるのでカメラアイコンをクリックします。
2. “Start Render”アイコンをクリックします。
KerkytheaではSketchupで設定したビューが自動的に設定されるようになっています。
そしてResolution(画面解像度)をプルダウンリストから選びます。
ここで選択した解像度は、変更するたびに上書きされていきます。
すると以下の様にレンダリングモードが出てくるので、Path, Ray, PhontonMap (GI), Bidirectional Path Tracing (BiPT), Metropolis Light Transport (MLT), Clay, Maskと様々なモードがありますが、最初は手早く確認の意味を込めて”3 PhontonMap – Quick”を選びましょう。
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18.エミッタの設定方法
- 2007-12-22 (土)
- 日本語版マニュアル
続いて、同じく7-3で配置した自己発光マテリアルが貼られた照明の設定方法です。
Kerkythea上で左のメニューをよく見ればわかるかと思いますが、スポットライトの様に照明として分類されているのではなく、エミッタはマテリアルが光っていると認識しています。
手順
1. こちらも前回と同じく、変更したいマテリアルをダブルクリックします。
2. “Advanced”タブに切り替えます。
3. 光の色を設定します。今回は5.000です。 (スライダーをドラッグするのではなく、テキストボックスに数値を入力してください)
4. “Apply Changes”をクリックして、エディターを完了してください。
自己発光タイプのマテリアルを作成する時、マテリアルリストのマテリアル名の前に、バブルのアイコンが表示されているか確認してください。
こちらもまた数値を何度も変えて、レンダリングをし、最適な数値に調整しましょう。
!注意事項!
スポットライトとは違い、自己発光系はレンダリングスピードが落ちます。
たまに、かなり遅くなる場合があるので、気になる場合は自己発光はやめてスポットライトのみにすると早くレンダリングができます。
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17.スポットライトの設定方法
- 2007-12-22 (土)
- 日本語版マニュアル
レンダリング作業で重要な位置を占める照明設定です。
とはいっても細かくやっていくにはその照明の先にあるオブジェクト達のマテリアルも同様に大事になってきますが、今回は7-1と7-2で説明した、Sketchup上で準備したスポットライトをKerkythea上で調整していきます。
Kerkythea上の左側に、マテリアル、ライト、カメラなどの情報が入ったリストが表示されています。
手順
1. プレビュー画面上の設定したい照明器具をダブルクリックします。
2. すると右上に”Hot spot”と”Fall off”というスライダーが出てくるので、こちらで強さとボケ具合を調整します。
光の強さを調整するには”Settings”から”Scene…”を選択します。
必要であれば”Multiplier”と”Fall off”、”Hot spot”を調整します。
スポット照明では無い、ポイント照明(点光源)は”Multiplier value”のみ調整することができます。
手順1~3を繰り返し、クイックレンダリングをして最適なパラメータに調整しましょう。
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16. 天空イメージの適用方法
- 2007-12-21 (金)
- 日本語版マニュアル
15. Kerkythea内での太陽&影設定では、Kerkythea側に太陽光の設定をしていましたが、こちらでは空のイメージ画像を天球上に貼りこむ設定をします。
こちらの方は簡単です。
BlenderArtists.orgさんかEvermotion or Continuum Skiesさんのサイトで綺麗な空模様をした画像をダウンロードしてそれを適用するだけです。
これらはKerkythea公式サイトにリンクされているので好みのものを各自ダウンロードしてきてください。
手順
1. “Settings”より”Sun and Sky… “をクリック
2. 前回と同様、場所等を入力し、”Next”をクリック
3. “Sky Type”のプルダウンメニューから”Spherical Sky”を選択します。
4. “Map/Color”の四角をクリックし、ダウンロードした画像を参照します。(但しJPGとHDRI形式は対応してません。bmpを推奨します。)
5. 選択したら”OK”をクリック
6. “Finish”をクリックして、”Sun & Sky Wizard”を閉じて設定完了です。
この操作をし終わったら、一度クイックレンダリングをして程度を見てみるといいでしょう。
7. 少しレンダリングをしてみて、それがぼやけてたり明るすぎたりしたら”Settings”から”Scene…”を選択します。
8. “Multiplier”の数値を変えて、上手く表示されるように調整してください。
私の経験上、希望する雲などが綺麗にはいったこちらの方が手早く綺麗に仕上がると思います。
次回はSketchupで配置した照明コンポーネントの、スポットライトと自己発光の設定方法を紹介します。
「GETTING STARTED Kerkythea 2007」 日本語訳
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15. Kerkythea内での太陽&影設定
- 2007-12-20 (木)
- 日本語版マニュアル
続いて、エクステリアのイメージ作成に必要になる太陽光と日影の設定をします。
6. 太陽と影の設定で説明したとおり、Shadowsを設定した状態でエクスポートすれば、Kerkytheaでは「Physic sky」が自動的に設定されます。もちろんKerkythea上からそれを適用する事は出来ますが、Sketchup上で「この位置に影を落としたい」という方は、後で説明しますが予めSketchup上で設定しておきましょう。Kerkytheaの左にあるリストにはそのモデルに使われている光源とオブジェクトが全て表示されています。
画像の”Sun”の様に、赤いバツ印が出ていたら、それは表示されていないという事なので、太陽光が必要な場合は必ず右クリックして”Disable”にしておきましょう。
手順
1. “Settings”をクリックし、”Sun and Sky…”を選択
2. Sketchup上で設定した日付と時刻と場所をこちらでも同じ内容に設定してください。
その他2つパラメータ設定ができます。”Intensity”で太陽光の強さを、”Turbidity”でくもり具合を設定できますが、はじめのうちはどういう結果になるかわからないのでデフォルトのままでいいでしょう。
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Sketchupで展開図を作成
- 2007-12-18 (火)
- フリーウェアのすゝめ
Sketchupをを建築学科生にオススメする理由として、展開図ツールを使う事で模型制作が捗るという点をあげてみます。
CADを使っている方であれば、平面図の家具を消したり、立面図の不要箇所を消して出力して、スプレーなどでスチレンボードに貼り付ければ
型紙代わりになるのであっというまに模型が作れるわけですが、仮に傾いた壁やスラブが立体上で交差する、いわゆる「3次元」的なものを作る場合どうしているでしょうか。
FormZを利用している方なら、展開図機能というものがあると思います。
これは角度のある面をすべて一つの平面上に並べてくれるので、そのまま出力すればペーパークラフトの様な感覚で模型を作る事ができます。
更には聞いたお話ですが、のりしろまで作ってくれるそうです。
しかしFormZは学生版とはいえ10数万円を超える高額なソフトです。できれば安く抑えたいですよね。
Sketchupのpluginを使う事で、それと同じ事が出来ます。
海外のJim氏のブログでUnfold Toolというものが公開されています。
http://sketchuptips.blogspot.com/2007/08/plugin-unfoldrb.html
本文より翻訳すると、
インストール方法
1jf_unfoldtool.rb. をダウンロードして、SketchupフォルダのPluginの中に入れておきます。
2progressbar.rb を smustardさんからダウンロードし、同じ場所に入れておきます。
3再起動すれば、メニューにPlugin が追加されているのでそちらから使ってください。
使い方は、私の感覚でですが、面を一度クリックした後に、次の面をクリックすれば角度に対応させたまま一つの平面状になります。
Shiftキーで複数の面を選択したあと、次の面をクリックすれば、選択したもの全てをまとめて平面状にしてくれます。


Download tutorial unfold_tut_basic.skp より、アニメーションをスタートすれば動画で分かると思うので、これで立体的なスタディ模型を即効で作る事ができますね。
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GSUかSketchup proか
- 2007-12-16 (日)
- フリーウェアのすゝめ
結構前になりますが、Sketchupの最新バージョンのSketchup6の日本語版が公開されて、私の大学の周りでも使い始めた人も増えてきています。
私は仕事ではGSUは使う機会はありませんが、フリーソフトのGoogel Sketchup か有償版のSketchup proの違いがそれほど大きくなく、未だ購入しようか悩ましいところです。
というのも私の場合、アカデミックライセンスでの購入が可能なので、1年間9000円(問い合わせた所、コマーシャルライセンスとの違いは使える機能は同じで商用利用か否かのみ)ならば安いとは思いますが、Rubyスクリプトは当然の事ながら、遂には2Dイメージ出力の設定も有償版のアドバンテージだったものがフリー版でも使用できてしまい、結局の所エクスポートが要になってくるかと思います。
フリー版でも3Dデータで書き出す事は可能です。GSU★PARAさんが紹介されているeDrawingsや、LTplus Google SketchUP、プラグインのobj_export.rbからobjファイルを書き出して、コンバータでDXFにしてやれば一応は3dのベクトルデータになります。
CAD&CGマガジンでもこれらの方法は紹介されているので、フリー版でも3Dデータで出す事自体は可能であるのは事実です。
しかし、私が素人だからかも分かりませんが、フリーソフトで出した3Dデータは使い物ならないんです。
スケールも壊れてますし、面は全て三角形として書き出されます。
やはりストレス無くエクスポートするためには有償版しか無いのでしょうか、昔は私は@Last Softwareから出していたSketchup pro5Jの8時間体験版をダウンロードして、GSUで出力一歩手前まで作成して、体験版で3分以内エクスポートして貴重な8時間を使っていたりしていましたが、Sketchup6にバージョンアップした際まだ200分以上余っていたSketchup5 proJの体験版が消えてしまい、仕方あるまいとインストールした6の体験版は何故か最初から使用期限が切れているとメッセージが出ていて、もう作業時間をお金に換算すれば十数万円近くお世話になっているソフトなので、有償版を買ってもいいかなと思っています。
しかしながら、フリー版で3D出力ができる.kmzファイルが使えるGoogle Earthは、ソースコードが全て公開されているので、いずれどこかの優秀な方がdxfに変換するツールを作るのは時間の問題じゃないかと思います。
既にGoogle Earthの景観に使われている灰色のモデルもOGLEで変換する事もできます。
とはいいつつ課題の締め切りまであと一ヶ月なので、ここは9000円払って好きなだけエクスポートできる状態の方が安心かもしれません。(2Dのepsへの書き出しもプレゼのレイアウトに最適ですし)
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