- 2007-03-04 (日) 17:21
- 日記(建築関連)
様々な分野で活躍する著名人は、意外にも大学で建築学を専攻していた人が多い。
当然ながらデザイナーや、芸術方面の作家などであれば関連性がなんとなく想像できるものの、ゲームクリエイターの斎藤由多加氏(早大)、歌手の小田和正氏(東北大)、こういった人達はイマイチピンと来ない。
著名では無くとも建築学科とは関係の無いように思える舞台で活躍しているのはよく耳にしている。
何故であろうか。それは私が建築学科を選んだ理由がまさにそうではないかと「予想」している。
建築学科は、学部で括ると日本や中国等では工学系に分類されている。
しかし、他の国では芸術系と捉えられているのが一般的で、日本での建築学の教育形態は珍しいといわれている。
知人に美術系大学出身と理工系大学出身でそれぞれ同じ「建築学科」で学んでいたデザイナーがいるが、ものの見方や、アプローチの仕方が異なっていて興味深い。
例えば「デザインとは何か?」という漠然な問いが、違いを明確に表すものである。
人によって見方は異なるのものなので、出身大学だけでは一概に言えないものの、美術系大学出身は思想からデザインを考えている。実現可能か不可能は二の次にして頭の中で目的達成のためのデザインをまず考えるのである。逆に理工系大学出身は、説明的なデザインが多い。
どっちが問いに対する「答え」なのだろうか? どっちも必要だと私は思う。
アイデア自体は誰にでも浮かぶ、だがそれを製品(具体的な形)に仕上げる事をデザイナーは出来なければならない。
つまり、思いついたイメージをスケッチやモデルやコンピュータを使って頭の中から外に出さなければならない。これらは美術系大学出身者が得意とする。
だが、それが現実的に可能かどうかを、物理的に考える必要が出てくる。
例えば椅子のデザインをして、人間の荷重を支えるにはどの材質でどれくらいの太さが必要なのか、長時間その椅子に座っていると人体のどの部分に負荷が集中するかなどを、計算しながら考えるのは理工系出身者が得意としている。
さて、なぜ様々な分野で活躍する人が建築学科出身が多いのかであるが、これはどの分野でも本質的に変わりが無いからではないであろうか。
建築は広範な知識が必要となる。構造や材料などは勿論、建築には政治、宗教、歴史、経済等の知識が無いと務まらない責任重大な行為でもある。
私は今年から2年目に入り、まだ建築をまともに勉強していないが、応用力に長けた人物になりたい。
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